住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。“プロフェッショナルの素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な方々をゲストに迎えて話を伺うコーナー「Blue Ocean Professional supported by あきゅらいず」。
4月25日(月)のゲストは、シンガーソライターの秦 基博さん。今回の放送では、人生のターニングポイントとなった人物や、約1年ぶりにリリースしたニューシングル「Trick me」について語ってくれました。
秦 基博さん、住吉美紀
2006年にシングル「シンクロ」でメジャーデビュー。映画「STAND BY ME ドラえもん」主題歌「ひまわりの約束」で注目を集め、その後も数々の映画、CM、テレビ番組のテーマ曲を担当します。2021年にデビュー15周年を迎え、11月にはアニバーサリー・アリーナライブ「Hata Motohiro 15th Anniversary LIVE」(横浜アリーナ、大阪城ホール)、12月には日本武道館で一夜限りのプレミアムライブ「HATA MOTOHIRO 15th Anniversary LIVE “Philharmonic Night”」を実施。2022年4月に、約1年ぶりとなるニューシングル「Trick me」をリリース。 5月4日(水・祝)には、恒例のアコースティック・ライブシリーズ「GREEN MIND」(山梨県・山中湖交流プラザ きらら)を開催します。
秦 基博さん
◆大きな影響を受けた人物は?
住吉:ご自身にとって、どんなアニバーサリーライブでしたか?
秦:コロナ禍の15周年というタイミングで、みなさんが集まってくれました。音楽を共有できたことが一番嬉しかったです。15年音楽をやってきた先に「こういう景色があるんだな」って、ご褒美をもらったような気持ちになりました。
住吉:素敵! 振り返ってみて、ターニングポイントだったなと思えることってありますか?
秦:音楽を本格的に志すきっかけとなった出会いがあります。横浜に「F.A.D YOKOHAMA」というライブハウスがあって、そこのオーナーである橋本勝男さんと18歳の頃に出会ったんですね。その出会いがすごく大きかったですね。
住吉:どういう意味で?
秦:音楽に対する姿勢だったり、いろんなことを教えてもらいました。当時18歳の自分は、20歳ぐらい年上の方と話す機会もありませんでした。「こういう曲を書いてみろ」「こういう音楽を聴いてみろ」「こういう本を読め」みたいな、そのときの自分を形作る、いろんなアドバイスをいただきましたね。
住吉:まるでプロデューサーみたいですね。
秦:そうですね。ライブハウスで毎日いろんなミュージシャンを観ていらっしゃるので、そこからのアドバイスをいただきました。
住吉:橋本さんには、「アドバイスに従ってみようかな」と思わせる説得力がおありだったんですね。
秦:はい。「F.A.D YOKOHAMA」で初めてオリジナル曲を歌ったんですけど、自分の曲で表現することが楽しかったんですね。それもあって、「こういうふうにしていけばいいのかな」と思えました。道標のような存在と言いますか。
住吉:すごい。助言を送ったのは、やはり秦さんの音楽に気になるところがあったから?
秦:そうみたいですね。ライブ後にチケットを清算しに事務所に行ったとき、「お前はどういう音楽を聴いているんだ」って聞かれました。
住吉:きっと、ダイアモンドの原石を見るような眼差しでライブをご覧になっていたんですね。橋本さんとは、今もお付き合いがあるんですか?
秦:はい。ときどき「F.A.D YOKOHAMA」でライブをさせていただいています。
住吉:今の秦さんに、どんな言葉をかけられるのですか?
秦:いまだに説教されますよ(笑)。
住吉:えっ、そうなんだ!? どんなことを言われるんですか?
秦:「運動をしろ」みたいなことを言われることが多いです。
住吉:そっちかい(笑)! 面白い。ありがたいですねえ。キャリアを積むと、距離が適度にある人からお叱りを受けたり、厳しい言葉をかけてもらえなくなるじゃないですか?
秦:そうなんですよね。減っていく一方のなか、(橋本さんとは)18歳の頃から関係性がまったく変わっていないです。本当にありがたいですね。
◆約1年ぶりにシングルをリリース!
住吉:秦さんは4月13日(水)に、およそ1年ぶりのニューシングル「Trick me」をリリースされました。「私を騙して」という、ドキっとするタイトルの曲ですね。どんなきっかけがあって楽曲が生まれたんですか?
秦:「ポップな曲を書きたいな」っていう思いがあり、リズムのパターンとかコード進行から曲を作っていきました。4つのコードをひたすら繰り返すなかで、メロディがどんどん変わっていくという作り方をしていて、サビの部分に「Trick me」という言葉がハマったんです。そこから、その言葉の世界をどう作るかって考えていきました。
住吉:なるほど。この曲は、アパレルブランド「UNITED ARROWS green label relaxing」の春のキャンペーン「コーディネーション・ソング」になっているそうですね。
秦:コラボが決まったとき、「Trick me」を作っていた時期でもあったんですね。「green label」さんも楽曲を気に入ってくれて、コラボムービーを制作しました。あと、店内では楽曲のイングリッシュバージョンがときどき流れます。
住吉:そうなんですね!
秦:今回、初めて楽曲の英詞バージョンの制作にチャレンジしました。
住吉:秦さんが5月に開催されているアコースティック・ライブシリーズの名前が「GREEN MIND」で、弾き語りベストアルバムのタイトルが『evergreen』、そして今回のコラボは「UNITED ARROWS green label relaxing」と、なんだか“グリーン”がすごく多いですね。
秦:「こんなふうに繋がるなんて!」って感じです。
住吉:(コラボは)たまたま?
秦:そうですね。
住吉:すごい! ちなみに、“緑”に対して何か思うことがあるのですか?
秦:5月の「みどりの日」に「アコースティックライブをやる!」って決めたとき、僕はアコースティックギターを持っていることが多いので、「木の力をお借りして音楽をやっているな」と感じたんです。自分にとって一番身近で気になる色でもあったし、ライブやアルバムにグリーンを使うようになりました。それが、こうやって「green label」さんとも繋がったので、不思議な気持ちでいますね。
住吉:秦さんのお声って、聴いていると自然にある爽やかな色を連想するんですよ。「Blue Ocean」では秦さんの曲をよく流しているのですが、青空の日や朝の時間に合う楽曲だなと感じています。
秦:ありがとうございます。
住吉:そして、今年の「GREEN MIND」は久しぶりの野外開催ということで。
秦:そうなんです。もともと「GREEN MIND」は野外をイメージしたライブシリーズなので、「外でライブをしたら気持ちいいだろうな」と思って楽しみにしています。
秦 基博さん
----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2022年5月3日(火・祝)AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です⇒
詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:
https://www.tfm.co.jp/bo/aky/