住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。“頑張るプロフェッショナルの女性の素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な女性をゲストに迎えて話を伺うコーナー「Blue Ocean Professional supported by あきゅらいず」。
11月29日(月)のゲストは、家事代行サービス「ベアーズ」副社長・高橋ゆきさん。今回の放送では、家事代行やハウスクリーニング、ベビーシッターなど幅広いサービスを提供する「ベアーズ」のサービス内容や、コロナ禍で増えた代行依頼について語ってくれました。
パーソナリティの住吉美紀、「ベアーズ」高橋ゆきさん
◆暮らしにまつわるサポートを代行
「ベアーズ」は1999年の創業以降、全国5大都市を中心に累計190万件以上のサービスを提供しています。「お茶の間の幸せ度数を上げたい」をモットーに、暮らしにまつわるさまざまな代行をおこなっている企業です。
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住吉:「ベアーズ」ではどのようなサービスを提供されているのでしょうか?
高橋:日常の家事を代行することをメインに、お掃除、お洗濯、お料理、お買い物、お子様の面倒、お庭の手入れ、靴磨き、ベッドメイク、ゴミの分別、さらにはフリマ(アプリ)の出品代行も引き受けております。
住吉:そこまで!? 家庭のなかで困っていることがあれば、だいたいのことは助けてくださるということですね?
高橋:そうですね。今、一番多いのはフリマの出品代行です。あとは不用品の片付け方のご相談も多いです。
住吉:なるほど。断捨離の助言もしていただけると?
高橋:はい。そのあとのインテリアの配置なども一緒に考えたりします。
住吉:えー! 本当に幅広いですね。
◆会社起業のきっかけは?
住吉:今でこそ家事代行サービスは浸透していますが、1999年の創業当時は「ちょっと贅沢なんじゃないの?」みたいな感覚を持たれていた方もいらっしゃったのでは?
高橋:そうですね。創業から10年は、とても苦労しました。なぜかと言いますと、教科書に書いてあるわけでもないのに、“家事は女性の仕事”という意識が根強かったからです。母として妻として女として、「家事を外注するなんてどうなの?」というのを、女性自身が感じていらっしゃったんです。後ろめたさというか申し訳なさというか。
住吉:そうですね。
高橋:日本の女性は、真面目に頑張り過ぎているんですよ。私はもっと「SOS」を出し合える社会にしていかないといけないなと思います。
住吉:高橋さんご自身が、そう思われるようになったターニングポイントは?
高橋:私は1995年から4年ほど香港で暮らしていたのですが、妊娠、出産、育児を海外で経験することになったんです。当時、フルタイムで現地法人に勤めていて、そこの社長さんから「何をそんなに不安がっているんだ? 香港には、暮らしの“縁の下の力持ち”的存在の方々がたくさんいるんだよ」と教えていただきました。
香港には、(ベビーシッターや家事手伝いなどをおこなってくれる)フィリピンから来られた(ヘルパーの)方々がたくさんいらっしゃるとのことで、社長から「きっと高橋夫妻のフィーリングに合う人がいるから探してみなさい」と言われて出会ったのが、私より5歳年上のスーザンというフィリピンの女性でした。彼女の私たちファミリーに対するサポートは、本当に献身的だったんですね。
住吉:へええ!
高橋:私の初めての妊娠、出産、育児は、スーザンのおかげで明るく幸せで楽しいものになりました。日本にいる同僚や先輩にその話をすると「働いていなくたって子育ては孤独で大変なんだよ」と言われて、日本に帰ったときに「子育てを明るく楽しく幸せなものにしたい」という思いから、夫と“産業をつくろう”を合言葉に創業しました。
写真:「ベアーズ」高橋ゆきさんInstagramより
◆“自分の幸せ”を確保するために利用してほしい
住吉:今って子育てだけではなく、共働きだったり一人で介護を請け負ったり、いろんな忙しさの形がありますよね。そういった方々をサポートできている、という実感はありますか?
高橋:女性は、本当に頑張り過ぎていると思います。みんなの幸せを願うがために、自分の幸せを精神的にもフィジカル的にも後回しにしがちなんです。今は晩婚化が進んでいる影響で、小さなお子さんを育てながら、親の面倒もみなければならない女性が、すごく多いんです。
私もそうですが、更年期などで女性の体が変わってきますし、あっちこっちから自分を頑張らせているんですよ。そういう人が“ありたい自分”であるためには、私たちが提供するサービスを少しでも活用していただければと思っています。
◆コロナ禍で増えた依頼は?
住吉:コロナ禍で、お子さんが通う学校の休校やテレワークによって、家のなかの状況が大きく変わりましたよね。番組宛に寄せられたメッセージでも、「家事をメインでおこなっているのでストレスがマックスになった」という内容のものが多かったです。
高橋:現在も(そのような方々が)たくさんいらっしゃる状況ですよね。お父さんはテレワーク、お子さんもステイホームとなって、ご家族のおうち時間が増えると、トイレを使う頻度が増えるし洗濯物も増えますよね。
住吉:そうですよね。
高橋:ごはんを3食作るだけでも大変なのに、後片付けもしなくちゃいけない。エンドレスな家事が増えていくんですよね。
住吉:そのような状況に対しては、どのようなサービスを提供されていたのですか?
高橋:お買い物代行も多いですし、お料理の作り置きサービスも需要が高いです。たとえば、4時間で家族4人分の食事10品を作っておけば、何日かに分けて活用することができます。あと、他人が作った家庭料理をたまに食べるとおいしいんですよね。最近は、そういったニーズがすごく増えました。
あとは、近くにご両親がいるものの、コロナ禍で気軽に往来ができないという理由で、ご両親の安否確認に行くこともあります。その際に処方薬を取りに行って、2、3週間分の薬を小分けするといったご依頼もいただいたりします。
住吉:「ベアーズ」のサービスって柔軟なんですね!
高橋:暮らしの“困った”を解決できる会社になりたいと思っています。
「ベアーズ」高橋ゆきさん
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聴取期限 2021年12月7日(火)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:
https://www.tfm.co.jp/bo/aky/