吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。3月28日(土)の放送では、指導農業士の原田悟さんに、自身が生産している「エコレモン」についてお話を伺いました。
瀬戸田町といえば、レモンの産地で有名
今回の主役は、「国産レモン」です。
レモンの生産量日本一は、広島県。なかでも、「レモンの島」と呼ばれているのが、瀬戸内海に浮かぶ、瀬戸田町・生口島(いくちじま)。
“安価な輸入物のレモンに対抗するためには、どうすれば良いか?”
地域をあげて取り組んだのは、環境ホルモンに疑いのある農薬を、一切使わずに育てることでした。
そうやって生まれたのが、広島県・瀬戸田町の“皮ごと”食べられる「エコレモン」です。
「エコレモン」を収穫中の原田さん
生口島で三代にわたり、レモンをはじめ13種以上の柑橘栽培を手掛けている原田さん。
「レモンというのは、もともと暖かいところで、風が当たらないようなところ、そして寒さが来ないところ、この3つが条件だと思います。ここは、しまなみ街道の真ん中の島になるのですが、地中海と同じような気候になるんですよね。瀬戸田だからできることがあると思います」と話します。
年間平均気温が15.5℃という暖かい気候と、水はけの良い土壌、そして、年間の降水量が少ない瀬戸田。
そんな島の環境と生産者のみなさんの努力が、美味しいレモンを育んでいます。
みかん並の糖度を誇る瀬戸田の「エコレモン」
ハート型のレモンや、星型のレモンなど、見た目にインパクトのあるレモンもつくり、全国のレストランやカフェから好評を得ているという原田さん。
レモンの品質向上はもちろん、“付加価値”をつけるための新たな挑戦で、その可能性を広げています。
「瀬戸田のレモンは『コクがある』と言われるんですね。『甘味があるから美味しい』と。
これからも、“地域が見えるレモンづくり”がしたいし、生口島に来ていただければ良さがわかると思います。ぜひお越しください!」
酸味もありながら、みかん並の糖度を誇る瀬戸田の「エコレモン」。おすすめの食べ方は、皮ごと輪切りにして香りづけをする「レモン鍋」だそうです。
----------------------------------------------------
【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】
聴取期限 2020年4月5日(日)AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒
詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/index.php