ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」。4月2日(土)の放送は、HIP HOPグループ・KICK THE CAN CREWのKREVAさんが登場。3月30日(水)にリリースされた約5年ぶりとなるアルバム『THE CAN』について語ってくれました。
(左から)ジョージ・ウィリアムズ、KREVAさん、安田レイ
◆新アルバムはバラエティに富んだ作品に
――『THE CAN』はどういったアルバムになりましたか?
KREVA:メンバー3人でじっくり作ったアルバムだったんですけど、3人だけで作ったわりにはバラエティに富んだ作品になったかなと。閉じこもっちゃう感じではなく、いろいろなテイストのあるアルバムができたかなと思います。
――どうして、そこまでバラエティに富んだ作品が生まれたと思いますか?
KREVA:バックトラックは全部自分が作っているんですけど、そこからいつも3人で話し合いながら、(バックトラックを)選んだり、テーマを決めていくんですね。そうやって作っていくと、やっぱりものの見方が1つじゃないというか。
自然とバラエティに富んだ曲ができるし、自分が考えていたものじゃないトラックをメンバーがピックアップしてバリエーションが広がっていく、っていうのもあると思います。
――約5年ぶりのアルバムなんですよね?
KREVA:そう聞いてびっくりしているんですよね。“そんなに経ったのか”と思って。
◆同じ景色、同じ感情を持って3人で制作
――どんなスタイルでレコーディングをしたんですか?
KREVA:コロナ禍など、いろいろな状況のなかで「今回は3人だけでやろう」というところにこだわって作ったので、トラック選びやテーマ出しも3人、レコーディングのときも俺が2人の声を録って、3人のラップが並んだら3人でサビを考えたり……本当にみんなでしっかり話し合いながら作ったアルバムです。
――3人だけでの楽曲制作は時間がかかりましたか?
KREVA:パッといくときもありますけど、雑談の時間も設けていますね。例えば、3人でスタジオに入ったら、最初の1時間ぐらいはなんでもないことを話す。そのなかで次の曲のテーマが見えてくるときもあるので。ただ、サビを3人で一緒に作るときに、同じ風景は見えているけど、それに当てはまる言葉が出てこなくて5〜6時間ぐらい考えたこともありましたね。
――テーマ決めの際などは、誰がイニシアチブを取るんですか?
KREVA:プロデューサーじゃないけど、(3人のなかでは)俺がそういう役割だって分かっているので(俺から)話を振りますね。あとは、話しているときに出てきたことをiPadとかにメモっておいて、なんとなく見えてきたときに、ガチガチに固める前に「このテーマでいこう」ってみんなで共有して、それをもとに歌詞を書いて、また集まってサビ作って……の繰り返しですね。
――その土台作りの時間がすごく大切なんですね。
KREVA:そうですね。でも、その時間がすごく楽しかったですし、みんなで1回同じ景色を見ておくというか、同じ感情を持っておくのが大事だったのかなと思います。
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聴取期限 2022年4月10日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜 13:00~13:55
パーソナリティ:ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/cdj/