お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。「あなたの心を、ここではないどこかへ」をテーマに、ゲストの「ココロが動く(=エウレカ)思い入れのある場所」へと案内していきます。
8月27日(土)放送のお客様は、お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルさんです。ここでは、7月28日(木)にリリースしたNintendo Switch用ソフト「スーパー野田ゲーWORLD」の総監督をつとめた野田さんが、本格的にゲーム作りを始めたきっかけについて語りました。
マヂカルラブリーの野田クリスタルさん
1986年生まれ、神奈川県出身の野田さん。ピン芸人の活動を経て、2007年に相方・村上さんとお笑いコンビ・マヂカルラブリーを結成します。2017年に「M-1グランプリ」決勝に進出し、2020年には「Rー1ぐらんぷり」「M-1グランプリ」で見事優勝を果たしました。芸人としての活動と平行して、独学でゲームプログラミングを習得し、「野田ゲー」と呼ばれる自作ゲームを開発。また、パーソナルトレーニングジム「クリスタルジム」を設立するほどの“マッチョ芸人”としても有名です。
TOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」8月27日(土)放送ゲスト:マヂカルラブリーの野田クリスタルさん
ーー野田さんが制作に携わったNintendo Switch用ソフト「スーパー野田ゲー」シリーズは、累計10万本の売上を超える大ヒットを記録しています。
◆野田「ロマンを捨てきれてなかった」
川島:野田さんと言ったら、やっぱりゲームですよ。(芸能界で)“作る側”になった人は、なかなかいなかったですから。
野田:みんな、誰しもゲームは作りたかったはずなんですよ。
川島:小学校の休憩時間にオリジナルキャラを作って、鉛筆とかすごろくとかを振って遊んでたやんね。ああいうマインドはみんなあるわけよ。
野田:ずっと「自分だけのゲームを作りたいな」っていうロマンを捨てきれていなかったんですよ。
川島:(ロマンが)消えなかったのはすごいよな。
野田:試しに作ってみたら一応できたんですけど、いろんなゲームを作るうちにゲームを作る力が上がっていったんです。そうしたら、周りの反応が「すごいね」になっていったんですよ。
川島:「面白いね」じゃなくて「すごいね」になった。
野田:そのときに「違うな」と思って、一旦しばらくやめちゃったんです。
川島:笑いが起こっていないと。
野田:「オモシロ」じゃなく「賢い」方面になっちゃったんです。作っていたこと自体も、みんな知らない段階のときだったんですけども、3、4年は作っていなかったのかな? そのときに「ルミネ(theよしもと)」の楽屋で、全然絡みがなかった川島さんが「ゲーム作ってへんの?」って言ったんですよ。
川島:「最近どう?」って感じでね。
野田:たぶん、(川島さんが出演していたバラエティ番組)「ニッポン元気計画!眠れるスター目覚ましバラエティ“ハックツベリー”」(テレビ東京系)で、僕のゲームを見てもらったんだと思います。
川島:バカウケだったんですよね。
野田:「自分でゲームを作っている」って言ったの、テレビであれが初めてだったんです。その発表を川島さんが覚えていてくれて、4年ぐらい経ったときに「ゲーム作ってへんの?」って言われて、「作ったほうがいいのかも」と思ったんです。
川島:その一言で!?
野田:当時、めちゃくちゃくすぶっていて、何の結果も出せていなかったんですよ。「何かやれることはないかな……」と思っていた時期でした。
川島:なんとなく覚えているよ。「最近作っていないです」「あぁ……」ぐらいの返事しかしてなかったですよね。作っている前提で、「どんなゲームか見せて」って言うことしか考えていないから、「ノー」って言われたときの返しが何も浮かばなかった(笑)。
野田:(笑)。
川島:俺としては、「俺が叶えられなかったゲーム作りを一生懸命やっているんだな」って思いがあるから、「もったいないな」っていう意味の「あぁ……」ですよね。
野田:そこから改めて、「すごい」と言われないような、「面白さ」を全面に出したゲームをもう一度作ってみたんです。そのあと、インパルスの板倉(俊之)さん、次長課長の井上(聡)さん、川島さんのライブで、僕がゲームを紹介する時間があったんですよね。
川島:打ち合わせで「マジで、野田クリスタルのゲームは面白いで」って話をしていたのよ。
野田:やってみたら観客がすごく笑ってくれたんですよね。
川島:「ルミネ」が揺れるぐらい、全ゲームがドカンドカン、ウケた。
野田:「これ、あるぞ!」と思いました。劇場でウケたのもありますし、「この3人を笑わせるコンテンツを持っている人(他に)います?」って思ったんですよ。
川島:癖のある3人ですよね。
野田:だから、「これワンチャンあるな」って思い始めて、その年の「R-1ぐらんぷり」でゲームネタをやりました。モニターとかも全部自分で用意して、準決勝までいって。「なんばグランド花月」のモニターを、自分でレンタルしないといけない状況になったんですよね。
川島:うんうん。
野田:40万かかるって言われました。
川島:レンタルだけで!? 予選ですからノーギャラですよね。
野田:ノーギャラです。行くか・行かないかってなったときに、やっぱりあのときのライブを思い出しましたね。
川島:背中を押したんだ。
野田:「あのバカウケをやれる芸人は、もう日本にいない。俺が日本一だ!」と思いました。
川島:すげえなあ!
野田:それでレンタルをして、「R-1ぐらんぷり」で優勝しました。
川島:いい話!
野田:ゲームに関しては、マジで川島さんの存在がデカいですね。
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次回9月3日(土)のお客様は、乃木坂46・清宮レイさんです。お楽しみに!
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<番組概要>
番組名:SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~
放送日時:毎週土曜 17:00~17:55放送
出演者:川島明(麒麟)
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/wonderfuljourney/