住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。毎週水曜日放送のコーナー「ユースキン製薬 presents Blue Ocean『ハンドケア・じぶんケア』」では、手肌のケアをはじめ、日々の心と体のケアに役立つトピックをお届けしています。
1月12日(水)は、「着るもので体感温度を調整するコツ」を横浜国立大学教育学部・教授の薩本弥生(さつもと・やよい)さんに教えてもらいました。
※写真はイメージです
◆体感温度を決めるのは「空気」?
「体感温度」とは、実際の温度だけでなく、湿度や風の有無、着るものによって、私たちが感覚として感じる暑さ・寒さのこと。
東京都環境局のリーフレットによれば、カーディガンを羽織ると体感温度は2℃アップ。靴下を履けば0.6℃アップ、また一般的にスカートではなくパンツを穿けばおよそ3℃も体感温度はアップすると言われています。身にまとうもので寒さの感じ方も変わってきますが、実は体感温度を調整する一番のポイントは「静止空気層」。
簡単に言えば「動かない空気の層」を指す言葉ですが、これが体感温度にどのような影響を与えているのでしょうか? “衣服の快適性”を研究している横浜国立大学教育学部・教授の薩本さんに聞きました。
◆“寒さを感じにくい”服の着方は…?
薩本さんによると、保湿性の基本は「いかに体の近くに静止空気層をためられるか」。衣服を重ね着すると、服の中に「静止空気層」をたくさん作ることができます。体感温度を高く保つには、その静止空気層が動かないように開口部を開けないのがコツ。具体的には襟や手首・足首を閉鎖型のものにするとよいそうです。
ちなみに身の回りにあるものの中で、空気は熱伝導率が一番低いそうです。普段、私たちは繊維を身にまとっているつもりでいますが、衣服に含まれる空気の割合は約7割。つまり私たちは「空気を身にまとう」ことで寒さを防いでいるのです。
薩本さんは「『素材がウールだから暖かい』『麻素材は、冬にはちょっと……』ということではなく、重要なのは“中の空間”です」と解説。
一方で、脳や内臓などを守るために、手足には暑さ・寒さを感じ取るセンサーのような役割があるとも。「手足で暑さ・寒さを感じて『毛細血管を縮小しろ』と指令が出される仕組みなので、着るもので体感温度を調節しながら、運動で適度に手足を気温にさらすことも健康にとっては必要」とアドバイスを送りました。
1月19日(水)の放送は、「運動をより効果的におこなうためには、朝の○○と夕方の××が大事!」というお話をお届けします。お楽しみに!
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聴取期限 2022年1月20日(木)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/