ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」。9月10日(土)の放送は、アーティストの石井竜也さんが登場。9月7日(水)にリリースしたニューアルバム『Lost Message』について語ってくれました。
(左から)ジョージ・ウィリアムズ、石井竜也さん、安田レイ
◆歌詞が書けない…コロナ禍での苦悩
――2年半ぶりのニューアルバム『Lost Message』をリリースしました。おめでとうございます!
石井:ありがとうございます。僕はこの(コロナ禍の)状況で、2年半歌詞が書けなかったんですよ。いつコンサートが中止になるか分からなかったり、アルバムを作るにしても、僕は同じスタジオで同じ空気を吸いながらミュージシャンと一緒に奏でたい。
でも、そうはいかないわけですよ。そんなときに“もう俺の音楽は死んだ”と思って。メロディラインはいくらでも出るんだけど、歌詞が……“あ”の字さえ出ないんです。
――いろんなアーティストから“歌詞が出てこない時期がある”と聞きましたが、2年半は長いですね。
石井:過去にもショックで歌詞が書けなくなったことはあったけど、この状況って世界中でしょ? いつ、誰が、どうなるかも分からない状況のなかで何を歌ったらいいのか分からないし、“頑張れ!”なんて歌っても何の意味もない……僕はどうしたらいいんだろう? って悩みましたね。
――どんなきっかけがあって、最初の1行が書けるようになったんですか?
石井:僕って(コロナ禍でも)コンサートは意外とやっているほうなんです。会場を用意して、すごく厳重に感染症対策をおこなって、お客さんも拍手ができない、声も出せない状況のなかでもやったりしていたんです。
その光景に“これは何なんだ!?”と思って。みんなマスクをして、声も出せない、拍手もできない、立つこともできない。でも(お客さんは)2階席までいるんです。
何十年も活動していますけど、見たことがない光景でショックではあったけど、“今は歌うべきなんだ”と思って。歌は作れないかもしれないけど、歌うことはできるから“今は歌を歌ったほうがいいんだ”と自分に言い聞かせて歌っていたんですよ。
でも曲を作るにしたって、こんな状況で無理矢理書いたって嘘しか書けないから、書ける(状況になる)まで待とうと思って……それが2年半後だったんですよね。
それで、いろいろなことが少しずつ分かってきて、現在は多少なりとも(ウイルスは)弱くなっていますよね。かかる人はまだ多いかもしれないけど、たぶん病原菌自体は弱くなっているはずなんですよ。そのことを感じてから“書いてみよう”って思ったら、書けるようになっていました。だから、みんなが自由になってきたのと同じくらいのタイミングで書けるようになりましたね。
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聴取期限 2022年 9月18日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜 13:00~13:55
パーソナリティ:ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/cdj/