住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。暮らしとお金の情報サイト
「家計見直しナビ」とタッグを組んで、お金や保険のプロに“家計のお悩み”を相談し、日常生活におけるお金にまつわる豆知識を学ぶコーナー「家計見直しナビ presents おさいふ相談室」。11月20日(金)の放送は、ファイナンシャルプランナー・坂本綾子さんがリスナーの質問に答えました。
※写真はイメージです
<リスナーの質問>
とても漠然とした悩みで恐縮ですが、両親がそろそろ介護を必要とする年齢になります。事前知識として、介護費用や介護保険の仕組みを知っておいたほうがいいと思い始めているのですが、何から調べて備えたらいいのか分からず悩んでいます(神奈川県 41歳 女性 会社員)
住吉:ご両親にはいつまでも元気でいてほしいものですが、人間ですから当然老いはやってきますし、介護が必要になることもあります。相談者さんのように、漠然とした不安を抱いている方は多いかもしれません。今週は「介護のための予備知識」を伺いました。
◆まずは基本!「公的介護保険制度」の仕組みについて
40歳以上になると健康保険料に加えて介護保険料を支払い、原則65歳以上になると介護サービスを受けられます。月当たりに受けられる介護費用の上限があり、介護が必要な状態であると認定された場合は1~3割の自己負担(通常1割負担、収入が多い場合は2割、3割負担)で公的介護サービスを利用できます。例えば5万円の介護サービスを受ける際、通常1割の自己負担は5,000円になります。
介護サービスを受けるには、自治体の窓口に申請しに行って、主治医の意見書および認定のための調査で要支援・要介護認定を受けることが必要です。
要支援1・2、要介護1~5の介護度7段階に応じた介護を受けられます(実際に受けられる介護の内容は、ケアマネージャーがプランを立てます)。
住吉:“窓口に申請して認定を受ける必要がある”というところが要注意ですね。
◆一般的な介護費用、どのくらい必要?
<ご自宅に住まわれる場合>
介護度によりますが、公的な介護保険を利用する場合の自己負担は月5,000円~3万6,000円程度です(自治体により多少の差があります)。例えば、平均月1万5,000円の介護費用で5年間介護を受けたら、1万5,000円×12ヵ月×5年=90万円が総額。
<施設に入った場合>
上記の介護費用プラス施設の利用料(家賃にあたる部分)が月数万円~30万円ほどかかり、食費は月数万円ほどかかります。ただし、民間の有料老人ホームなどでは、一時金や入居金が数百万、数千万円かかるところもあります。
住吉:介護にかかる費用は、介護サービスを受ける本人が負担するのが原則ですが、元気なうちに話し合っておくことが必要かもしれませんね。
----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限:2019年11月28日(土)AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒
詳しくはコチラ)
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時 :毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:
https://www.kakeinavi.jp/blue-ocean/