山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」。10月18日(火)の放送は、半熟仮想株式会社代表でイェール大学助教授の成田悠輔(なりた・ゆうすけ)さんがリモート出演。「ラジオの未来はどうなるか」など、リスナーからの質問に答えました。
(画面上から)成田悠輔さん、パーソナリティの山崎怜奈
経済学の知見を活かした会社の代表をつとめる一方で、テレビやYouTubeなど多数のメディアで鋭い意見を連発する成田さん。この日「ダレハナ」では、そんな成田さんに番組リスナーからのさまざまな質問をぶつけました。
まず「ラジオは斜陽産業なのか」という質問に、成田さんは「斜陽というか、もう滅びているのでは」とすっぱりと答え「それでも残り火のように生きていくのがいい。歌舞伎や落語や能も産業としては滅びている。だけど細々とそれを極める人もいて、数は少なくても愛するファンもいて、細く長く生きている。ラジオもそのような感じでいいし、テレビもそうなっていく。それでいいと思う」と持論を述べます。
一方で、「音声メディアは今後可能性がある」とも。ここ十数年でYouTubeやTikTokなどの動画メディアが爆発的に浸透し、巨大ビジネスになったことを例に挙げ、「同じことは音声の世界ではまだ起きていない。一瞬、(音声SNSアプリの)『Clubhouse(クラブハウス)』が盛り上がったが、あれみたいな爆発が何かのタイミングで起きる」と予測します。
また、現在の日本の制度化のもと、若者が受け持つ重圧や貧困を、「これまで以上に中高齢者に理解してもらうためにはどうしたらいいのか?」との問いに、成田さんは「伝えようとすればするほど伝わらない」と提言。自身の立ち位置の見直しを勧めます。
「昔に比べれば、日本の相対的地位や可処分所得が落ちているのは不幸。でも世の中どんどん良くなってもいる。30年前と比べた肉体的な幸せさは、いまのほうが上。中世の女王よりもいまの日本の若者のほうが快適だと思う。あまり不幸だと悩まずに、目の前にある快適な生活をちゃんと楽しむのもいいのでは」と成田さん。
れなちは「視点を変えて生きていけば、それなりに幸せと思えるというところですね」とうなずいていました。
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聴取期限 2022年10月26日(水) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/darehana/