モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。8月19日(金)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」は、「第104回全国高等学校野球選手権大会」“夏の全国高校野球”にフォーカスしました。
※写真はイメージです
今年の夏の甲子園「第104回 全国高校野球選手権」。8月18日(木)に大会第12日目・準々決勝の4試合が阪神甲子園球場でおこなわれ、ベスト4が決まりました。
ユージ:今回お話を伺ったのは、高校野球に関する著書などを多数執筆している作家の手束仁(てづか・じん)さんです。
◆まずは今大会をプレイバック!
手束:全体的にベスト4までの展開・顔ぶれを見ると、ある程度、打力・攻撃力のあるチームが勝ち残っているな、っていう印象はあります。かつてのように、ピッチャーが厳しい試合を抑えていくという試合が非常に少なくなって、僅差であっても打ち合っているという印象が非常に強いです。
そのようななかで、個々の選手が非常に強い打球を打っている印象があります。上位に残ったチームは、個々の打球の強さが非常に印象に残りました。負けたチームでも、特に一番バッターに非常に良い選手が多いな、っていうのも今年の印象でした。
今大会は、「春の選抜優勝校・大阪桐蔭をどこが倒すのか?」っていうところに、高校野球ファン・関係者は注目していたと思います。そのようななかで、「下関国際(山口)」が「大阪桐蔭(大阪)」を振り切った形で倒したことは、多くの人がびっくりしたと思います。その最大の要素は、“大阪桐蔭の強い打球を恐れなかった”っていうところにもあったのではないかと思います。
ユージ:まさに昨日(8月18日)の準々決勝で「下関国際5-4大阪桐蔭」で、下関国際が逆転勝ちしたことは、大きなトピックとなりました。7回裏には、得点のチャンスを迎えた大阪桐蔭を相手に、下関国際がかなりめずらしい「トリプルプレー」を完成させ、白熱した素晴らしい試合でしたね。
◆準決勝2試合目「仙台育英vs聖光学院」の見どころは?
吉田:そんな準々決勝を終えて、次は8月20日(土)に準決勝が2試合おこなわれます。午前9時からおこなわれる第1試合は「仙台育英(宮城)と「聖光学院(福島)」。続いて午前11時30分頃からおこなわれる第2試合は、「近江(滋賀)」と「下関国際(山口)」。
ユージ:それぞれの見どころを教えてください!
手束:準決勝第1試合は、史上初の東北勢対決です。東北勢のなかでは、甲子園の常連校同士です。仙台育英は、とにかく豊富な投手陣といいますか、正直、誰が先発してくるのか分からないぞっていうぐらい、先発投手陣が豊富です。須江航監督は、“投手は継投で試合を作っていく”ということを前面に打ち出しているので、その辺の継投のタイミングが仙台育英の1つのポイントです。
それに対して聖光学院も、やはり甲子園の常連校です。福島県内では、“どこが聖光学院を倒すんだ!?”っていう感じで、ある意味“福島県の大阪桐蔭”みたいな立場になっていて、勝つべくして勝ってきました。壁を1つずつ乗り越えながら、ここまで来たという印象です。
特に聖光学院の打線は、ロングヒットを打っていくというよりも、むしろ、シングルヒットで内野手の間を抜いていく打球が非常に多いチームです。その打線が、仙台育英の豊富な投手陣をどう攻略していくのか、そのあたりが一番のポイントになっていくのではと思います。
吉田:ちなみに東北勢は、春と夏を通じて甲子園での優勝経験がありません。お互いにとって、悲願の東北勢・初優勝を目指す上での大事な1戦となります。
◆準決勝2試合目「近江vs下関国際」の見どころは?
ユージ:続いて準決勝2試合目!「近江(滋賀)」と「下関国際(山口)」の注目ポイントは?
手束:今回の大本命と言われていた「大阪桐蔭」を下した「下関国際」は、この準決勝の戦い方は非常に注目されると思います。そんな下関国際を引っ張っているのは、投手の古賀(康誠)くんです。スピードはもちろんあるのですが、ちょっと変則気味のフォームで、これが案外、打ちづらいのでは? という感じがしています。
これに対して近江高校は、エースで4番、大黒柱の山田(陽翔)くんっていう投手がいます。彼がどれだけ投げて、どれだけ打つのか? というところが1つの注目ポイントだと思います。
それともう1つ。特に近江高校の“勝負強さ”が、大会を通じてどんどん出てきているなっていう気がしますね。これは選抜のときもそうでしたが、試合ごとの課題整理・学習能力が非常に高いところも印象付けられています。そうした近江の山田くんを中心とした、チームの全体的なクレバーさと、下関国際の古賀くんを中心とした、ちょっとトリッキーな形も含めた野球が、どういう試合になっていくのかなと。
ユージ:手束さんが注目選手として挙げたのは、どちらのチームもピッチャーでしたね。近江の山田陽翔投手と、下関国際の古賀康誠投手。果たして、2人の投げ合いは実現するのでしょうか?
準決勝に進んだ4校は優勝経験がないということです。その初優勝を賭けた準決勝ということで、非常に楽しみですね。このなかで甲子園 準優勝経験があるのは、仙台育英と近江。その2校に挑む聖光学院と下関国際は、勝って新しい歴史をきざむチャンスです。準決勝の時点で、このようなドラマが既に生まれているので楽しみですね。また新たなストーリーが生まれるのではと期待しています。夏の甲子園は、残すところあと3試合です!
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聴取期限 2022年8月27日(土) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:ユージ、吉田明世
番組Webサイト
https://www.tfm.co.jp/one/