住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。10月24日(木)放送「Blue Ocean Professional supported by 協会けんぽ健康サポート」のコーナーに、元SKE48でチームSのリーダーをつとめた矢方美紀(やかた・みき)さんが登場。本記事では、矢方さんが25歳のときに罹患した乳がんの闘病、「セルフチェック」の大切さについて語った前半の内容を紹介します。(*
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左から住吉美紀、矢方美紀さん
◆SKE卒業直後 25歳で発覚
住吉:10月は、乳がんに関する正しい知識と検診の大切さを呼びかける「ピンクリボン月間」です。
矢方さんは17歳のときにSKE48のメンバーになられて、チームSのリーダーもつとめました。2017年にSKE48を卒業して“声優に挑戦しよう”“頑張ろう”と言っていた矢先に、乳がんが見つかったんですよね。
矢方さん:乳がんがわかった当時、25歳でした。正直、驚きましたね。
住吉:どんなきっかけで発覚したのですか?
矢方さん:乳がんに気づいたきっかけは「セルフチェック」でした。“乳がんって、やっぱり「セルフチェック」が大事だよ”と聞いていたので。
当時は25歳で“乳がん検診の対象年齢ではないので病院に行くことはないし、自分は大丈夫だろう”と思っていたんです。ただ、乳がんで亡くなってしまう方もいると知ったときに“「セルフチェック」くらいは、自分でできるようにしておかないと”と思っておこなったところ、しこりを見つけて。病院に行ったら、乳がんと診断されまして。
住吉:初めての「セルフチェック」で?
矢方さん:そうです。そのとき“自分でやってみようかな”と思わなかったら、多分いまもしていないですね。
住吉:「セルフチェック」で見つけることができて、本当に良かった。乳がんと診断されたとき、どのように思いましたか?
矢方さん:自分のなかでの“がん”のイメージは、おそらく痛くて、症状としてたくさん出るんだろうなっていうのが、どこかにあったんです。でも、自分でしこりを見つけたときは、体は元気で。ごはんは食べられたし、痛みもないという状態でしたので、そのギャップがありました。“しこりがあって、がんって言われたのに……自分の体は、こんなに健康なのに……”とすごい不思議でしたね。
◆「仕事」がモチベーションに
住吉:そこから、すぐに治療を始めて?
矢方さん:はい。がんが全身に転移していないかを何度も調べて、手術して。現在も治療中です。
住吉:今は、お薬を投与するような治療の最終段階ということですか?
矢方さん:そうですね。乳がんは女性ホルモンとの関わりが深いので、いまはホルモンの調整をする治療をずっとおこなっています。
住吉:2年経って、いまの状況ですものね。
矢方さん:ホルモン治療自体は、あと9年はやらなきゃいけないので。すごく長いです。自分が病気になって知りましたね。こんなに治療が長いんだって。
住吉:治療・闘病中に一番心配だったこと、考えていたことは?
矢方さん:まず、がんというか、病気になったら仕事は絶対できないだろうなって思っていて。名古屋中心のタレント業をおこなっているのですが、多分レギュラーのお仕事はできないし、どうしよう……と。そこが一番心配でしたね。
住吉:心の支えになったこと、励みになったことは?
矢方さん:仕事(ができる)っていうのは大きかったです。担当の先生に「がんになったら、仕事できないですよね?」と尋ねたら「今は治療しながら働いている人もいらっしゃいますよ」と答えてくださって。
その言葉がきっかけで“だったら自分も治療中、無理のない範囲でお仕事しよう”というふうになって。“病気しながら働ける”っていうのが、やる気に変わりましたね。
住吉:なるほど。どのような形の仕事を続けていたのですか?
矢方さん:一番はラジオですね。胸の手術をしたのですが、入院中も声だけはしっかり出せて。「おはようございます!」とか「痛いです!」とかは言えたので。復帰後初のお仕事は、名古屋でやっているラジオでした。
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時 :毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/