スピリチュアリストの江原啓之が、現代社会でさまざまな悩みに直面している人たちに温かい“ことば”を届けるTOKYO FMの番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。4月3日(日)の放送では、男性リスナーからのメールを紹介しました。
江原啓之
◆幼い頃から毎日が苦痛で地獄でした…
ご相談したいことがあります。
わかっているけどできない場合、どうしたらいいのでしょうか?
僕は両親を恨んで憎んでいます。幼い頃から、父親からの過剰な暴力を受けて生きてきました。虐待と言っても過言でないと思います。成人してからその恨みを本人に伝えたこともありますが、「しつけだ」と開き直り、謝罪の一言もありません。
また、母親は継母なのですが、血の繋がっている弟たちのことは可愛がるものの、血の繋がっていない僕は可愛がってもらった記憶はありません。このような環境の中、幼い頃から毎日家にいるのが苦痛で地獄でした。いい大人になった今でも両親を恨んでいます。
江原さんの本を何冊も読み、“自分で親を選んできたこと。許すことが大事であること。責任転嫁はダメなこと。すべての経験は魂にとって成長になること”など、頭ではわかっています。
しかし、どうしても許せないし、前向きに捉えることができません。幼い頃につけられた傷は、そんなに容易く手放せるものではありません。わかっていても、いつまでも昔のことに執着してしまう僕に何かアドバイスをいただけましたら幸いです。
◆江原からの“ことば”
簡単です。メッセージを読むと非常に重たい内容だけれど、あなたが別の人と愛し合えばいいだけ。愛があればいいんです。要するに、過去にすがっているのは、「自分が愛されていない」「愛されたい」という思いが強いから。それを今、親に求めても仕方がない。憎んでいるとか、恨んでいるとか言うのであれば、なぜ、その人から愛をもらおうとするのだろうか。「あの人たちなんかに愛してもらおうなんて思わない」「ただ憎んでいるだけだ」と言うのでしょうが、あなたは立派に成人しているのだから、別の人と愛を結んでいけば、ご両親のことを余裕で「気の毒な人たちだな……」と思って見ることができる。
一番いけないのは何か? その場で立ち止まっている自分なんです。ここまで一応、育ててもらって、生きているわけですよね。それだけで十分、御の字。この世の中、虐待などで我が子を殺してしまう親もいる。そういった意味では、危機一髪だったかもしれませんが、ここまで一応、衣食住を世話になったのだから、それだけで十分。「ありがとう」と。
その代わり、これからは自分で、新しい本当の愛を築いて生きていく。それで良し! 腹をくくってくださいね(鈴の音)! 幸せになりたかったら、自分でそうやって腹をくくらないとダメ。ここで優しく「かわいそうだね」「それはひどいね」と言うことは誰でもできる。あえて私は、そんなことは言いません。
◆江原啓之 今宵の格言
「あなたの悩み事にも、生まれてきた意味が宿っています」
「『すべては成長のため』と知れば、“乗り越え甲斐”が出てきます」
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聴取期限 2022年4月11日(月)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
パーソナリティ:江原啓之
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/oto/