吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。2月27日(土)の放送では、「丹野製作所」の丹野雅景(たんの・まさかげ)さん、ゆりさんご夫婦に、銘木の端材でつくる「ネクタイピン」についてお話を伺いました。
銘木の端材でつくる「ネクタイピン」
家具の街として知られる、北海道旭川市。
旭山動物園の裏手に工房を構える「丹野製作所」では、さまざまな銘木の端材で一つひとつ木目も色合いも異なる「ネクタイピン」をつくっています。
「端材」とは、木工製品を作る際、型を切り取った後に余ってしまう木のこと。
ですが、もともとは家具になる銘木です。そのまま捨ててしまうのはもったいない、という思いでスタートしたのが、端材を有効活用し、新たな価値を生み出す試みでした。
北海道旭川市
手がけるのは、「丹野製作所」の雅景さん、ゆりさんご夫婦。
ナラ、サクラ、イタヤカエデ、ウォールナットなど、いろいろな樹の表情を活かしたネクタイピンづくりを手作業でおこなっています。
「クラフト好きでなくても、気軽に手にできるようなものをつくりたいと思って、普段、身につけるネクタイピンづくりを始めました。木は身近にある存在ですが、例えば、色が違うのは『着色しているんじゃないの?』と聞かれることがあります。まだまだ知られていないと思うんですよね」とゆりさんは語ります。
樹の表情を活かしたネクタイピン
貴重な資源である木に感謝の気持ちを込めて、無駄なく使い切れるように日々取り組んでいるという「丹野製作所」。ここでは、ネクタイピンのほかにもさまざまなクラフト製品をつくっています。
雅影さんの思いはこんなところにもあります。
「これをきっかけに好きになってもらえたらうれしいですし、木の種類がたくさんあるんだということも知ってもらえたら、もっとうれしいですね」
「丹野製作所」が手がけるさまざまなクラフト製品
これまで活用されてこなかった木の種類や、間伐材の利用にも今後は目を向けていきたいと語る雅影さん。
新生活へ向けたギフトにもおすすめ!
地球にもやさしい「銘木端材のネクタイピン」は、新生活へ向けたギフトにも喜ばれそうですね。
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聴取期限 2021年3月7日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/