吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。7月23日(土)の放送では、「株式会社天洋丸」の竹下恵理(たけした・えり)さんに、漁で使った網をアップサイクルした「網エコたわし」についてお話を伺いました。
漁で使った網を、たわしにアップサイクル
長崎県雲仙市で、煮干しの原料となるカタクチイワシを獲っている漁業会社「天洋丸」。
そんな「天洋丸」で作っているのが、漁で使った網をアップサイクルした“たわし”、その名も「網エコたわし」です。
カタクチイワシの漁では、網はとても大切な道具。
穴が空いても、破れても、出漁をしない休みの間に、漁師さん自身の手で少しずつ修理しながら、大切に使っていきます。
そして、10 年ほどが経ち、いよいよ“ここまでか”という状態になって初めて、新しい網と交換するのです。
カタクチイワシ漁の大切な道具である「網」
そもそも、漁師さんの間では、古くなった網の切れ端は、食器洗いなどに使うのが日常的だったと言います。
大事に使っていた網をまだまだ役に立たせたい。
そんな思いから、大きな使い古しの網を使いやすいサイズにカットし、洗浄・殺菌して作られたプロダクトが、この「網エコたわし」です。
道具を大切に使う漁師さんからの“おすそ分け”です。
使い古しの網を、新たなプロダクトに
「もともと漁師さんたちは使っていたんですが、一般的には知られていなかったんです。実際、泡立ちがいいんですね。しかも、乾きやすい。そういう使い方がありますよ、っていう話をしたところ、『自分も使ってみたい』という声をたくさんいただいて、商品化したんです。売ろうと思って作ったわけではなかったんですよね。この網で魚を獲っていたんだなっていうことを、たわしを使う人に感じていただけたらうれしいです」と竹下さん。
海での役目を終えた後も、家庭でたわしとして活躍
長い間、カタクチイワシを獲ってきた網。
海での役目を終えた後も、漁師さんたちの知恵によって、私たちの生活にずっと寄り添い続けてくれます。
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聴取期限 2022年7月31日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/