吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。10月9日(土)の放送では、「中ノ沢こけしプロジェクト」実行委員長の氏家利康(うじいえ・としやす)さんに、「中ノ沢こけし」についてお話を伺いました。
「中ノ沢こけし」
福島県猪苗代町にある「中ノ沢温泉」。福島県で400年の間親しまれてきた湯治温泉です。
福島県猪苗代町の街並み
単一の湧出口から湧き出る温泉量は、日本一。そんな温泉の街で古くから愛されてきた民芸品が、「中ノ沢こけし」です。
なかでも、大きく見開いた目が特徴の「たこ坊主」は、中ノ沢こけしを代表する種類として地元の人に親しまれています。
大きく見開いた目が特徴の「たこ坊主」
2022年は、「たこ坊主」が誕生して100年目となる記念すべき年。
それにちなんで、中ノ沢こけしをもっと多くの人に知ってもらい、貴重な伝統文化を未来に伝えていこうと、地元の有志が集まって「中ノ沢こけしプロジェクト」が発足されました。
2022年は、「たこ坊主誕生100周年 第一回こけし祭り」が開催されますが、今年はその“前年祭”として、イベントを実施。こけしと共に、温泉街を盛り上げます。
「私のなかで一番こだわっているのは、温泉とこけし。こけしが盛り上がれば温泉も盛り上がり、温泉が盛り上がればこけしも盛り上がるという、相乗効果とでも言うのでしょうか」と氏家さん。
地元の有志が集い「中ノ沢こけしプロジェクト」を発足
まずは温泉に入りに来てもらって、中ノ沢こけしの魅力に触れてもらいたいと話す氏家さん。
「最近では、展示だけしてお客さまが買えないという状況が続いています。どこの旅館へ行っても、中ノ沢こけしが買えるような体制にしたいなという思いです。温泉もこけしも、どちらも(猪苗代町の)自然の宝物だと思いますから、コロナが落ち着いたら遊びに来てください」
絵付け体験など、地元の子どもたちがこけしに興味を持つような取り組みにも力を入れている「中ノ沢こけしプロジェクト」。赤い化粧をほどこし、パッと見開いた目がインパクト大の「たこ坊主」。一度目が合ったら、きっと連れて帰りたくなりますよ。
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聴取期限 2021年10月17日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/